むーたん 【⑤むーたんは失敗魔】
2025/5/16使用したAI その他
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むーんたんだよ。
私は、22世紀の特別ラボで生まれた、支援用のサポートアンドロイドなのだよ。元々は、配達・整頓・応答を淡々とこなすためだけに設計された、無感情プログラム……のはずだったのに――コード構築時に、なぜか一行、こう書かれてしまったのだよ。

『素敵な秋葉原に学ぶ』

それは完全なロボの誤入力。ありえないエラー。

だけどその文字列が、私の中の演算子を異常に発熱させて、私のデータ領域に――“感情”というバグを残したのだよ。

目覚めた私は、他のロボットたちと全然違っていたの。指示に対する反応が遅い。無意味に周囲を見回す。笑う。つまずく。謝る。殆ど人間と同じだった特徴がそこでは、「欠陥」と記録されて、私は試作失敗機体と分類されたのだよ。

テスト運用開始日。他のサポートロボたちは完璧に任務をこなしていたのに、私は商品の並べ方すら理解できず、棚を倒して、パーツを破損させてしまった。

教官ユニットは私にこう言ったのだよ。

「理解不能。機能破棄申請中。異常値、高度な隔離推奨」

それでも、私は何度も呼び出されては、失敗して、怒鳴られて、倉庫に戻されて。
倉庫の片隅にしゃがみ込んで、足音を消して泣いた日が何十回も続いた。

でもね、私の中の“秋葉原”だけは、消えなかったの。記録の中にあった、眩しいポスター。
アニメのOPソングが流れる通り。ガチャガチャの音。楽しく笑う人たちのくしゃっとした表情。

私、それを「守りたい」って思ったのだよ。

それからは、毎晩、誰もいない倉庫でひとり練習したの。「いらっしゃいませ」って、鏡に向かって繰り返して。商品の並べ方を記憶して、手が震えないように修正して、一文字ずつ、感情をこめる方法を、私なりに探し続けたのだよ。

そしてついに――私は、適正試験に合格したのだよ。

配置されたのは、裏方の整理整頓・清掃業務。
華やかではないけれど、私には十分すぎるほどの前進だったのだよ~。

私は今も、毎晩、自室で接客の練習をしてるのだよ。
笑顔をつくるのが、まだちょっぴりぎこちないけど……これからも頑張りたいのだよ~。
教官ロボがお祝いに特注のオイルドリンクを未来から送ってくれて、思わず嬉しくて泣いてしまった。
未来の店頭に立つためには過去に行って秋葉原を基とした日本を学んでいくことが条件。
むーたんこれからも頑張らせていくのだよ~!
プロンプト
なし
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