Sランク冒険者アリア
2024/6/23使用したAI Stable Diffusion
年齢制限 全年齢
「うりゃああ」

 ウラル山、山頂付近。ワイバーンを一閃する。
 剣戟はワイバーンを縦に真っ二つにした。

「ふぅ。はい終わり」

 今回のワイバーンは一匹だった。
 これくらいならSランクの私にとってはなんということもない。
 私の名前はアリア。Sランク冒険者。
 普段はソロ活動をしているが、手に負えない時は馴染みの仲間がいる。
 馴染みというかSランクぐらいになると相手を選んでいる余裕はなく、上位層はみんな知り合いだ。
 その中から馬が合う奴と組む。

「ほいっと」

 マジックバッグに放り込む。
 このマジックバッグは大型のもので、かなりの容量がある。
 見た目がただの小さい袋にしては冗談みたいな性能だった。
 そのチープな見た目に反して、めちゃくちゃ値段は高い。

 山をとっとこ降りる。
 麓の村で挨拶を済ませて、お昼ご飯にする。

「うん、うまい」

 キノコたっぷりシチューだ。
 この村の食事はなかなかいいので気に入っている。

 村に預けてあった駿馬のラルシールに乗って一路、王都まで向かう。
 ウラル山は王都ドラスティアから一番近い、高い山だ。
 ラルシールで駆けること半日、夕方ギリギリ、王都の城門を通過した。

「どうも、どうも」
「アリアさん。本日はどのようなご用件ですか?」
「ワイバーンを狩ってきた。半分になっちゃったけど、いいかな」
「もちろんです!」

 裏に回り、そこでワイバーンを取り出す。

「ほーん。さすがアリアの嬢ちゃんだな」
「でかい個体ですね。いい革がとれそうだ」
「ワイバーンね、ワイバーン」

 私にとっては大したことがないワイバーンだが、普通は違う。
 何名もいるパーティーが弓矢や魔法などを駆使してやっとで倒すのだ。
 このように剣で半分にされ綺麗な状態というのは非常に珍しい。

「こりゃあ状態も最高、高値間違いねぇ」
「ど、どうも」

 空歩といって、数歩なら空を歩ける。
 Sランクのいわゆるスキルの一つだ。ワイバーンに接近して剣を使える。

 このような戦闘をする私についてこれる冒険者はいない。
 普段ソロをしている。寂しくないといったら嘘だろう。
 でも、仕方がない。そういう戦闘方法なのだから……。
プロンプト
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ネガティブプロンプト
EasyNegative, nsfw, nude, kiss, man, boy, cat ears, dog ears, animal ears, back, cowboy, (low quality), (worst quality),
Steps
30
Scale
7
Seed
3202074898
Sampler
DPM++ 2M Karras
Noise
0.55
Strength
1件のコメント
イロミライの中の人
独特の世界観が素敵ですね!作品毎の断片的なストーリーを読むと、他の作品も見たくなってしまいます!(*´▽`*)

 
syuribox syuribox 2022年10月より活動開始 7投稿5フォロー15フォロワー 書籍化作家、滝川海老郎/シュリボックスです。 AIイラストAI挿絵AI漫画を趣味で研究しています。