雪の静寂にほどける想い
2026/1/16使用したAI Stable Diffusion XL
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静かな森だった。
雪はすでに降りやみ、白い地面に残るのは、彼女がここへ来るまでにつけた足跡だけ。

彼女はマフラーを両手で引き寄せ、息を吐いた。
白くほどけた吐息が、すぐに冬の空気に溶けていく。

――ここに来れば、少しは落ち着けると思った。

理由ははっきりしている。
言えなかった言葉。
踏み出せなかった一歩。
誰かを思うほど、臆病になってしまう自分。

木々の隙間から差す淡い光が、雪面に影を落とす。
風が吹き、髪とマフラーがやさしく揺れた。

「……寒いな」

そう呟いた声は、森に吸い込まれて消えた。
でも、その寂しさは不思議と嫌ではなかった。

胸の奥に溜まっていたものが、少しずつ冷えて、形を失っていく。
代わりに残ったのは、静かな決意にも似た感覚。

――逃げるためじゃない。
――考えるために、ここへ来た。

彼女は目を閉じ、もう一度深く息を吸う。
冷たい空気が肺に満ち、心をはっきりさせていく。

やがて、ゆっくりと顔を上げた。
帰る場所は決まっている。
伝えたい言葉も、まだ胸の中に残っている。

「……大丈夫」

誰に言うでもなく、そう呟いて、彼女は森を後にした。
雪の上に残った足跡は、やがて新しい雪に覆われていくだろう。

けれど、今日ここで生まれた想いだけは――
きっと、消えない。
プロンプト
なし
1件のコメント
きよりん
自分の思いがまだ残っているのか?そしてそれが本物なのか?確かめるための時間や場所などもあると思います。
大切な思いを伝える為に…頑張れ!


 
竜胆-Rindou-@AI_Art 竜胆-Rindou-@AI_Art 2025年2月より活動開始 225投稿121フォロー259フォロワー はじめまして(*´-ω-))ペコリ 竜胆(リンドウ)といいます。 まだまだ初心者の域を出ておりませんが、楽しんでイラストを生成しつつ、成長して行けたらと思います。どうぞよろしくお願いします«٩(*´ ꒳ `*)۶»