赤い背中が遠ざかる/スマホ壁紙アーカイブ
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【赤い背中が遠ざかる】
彼女は何度か足を止めたが、
振り返りはしなかった。
雪に沈んだ靴を抜くたび、
赤いコートの裾が風に持ち上がった。
私はその足跡に片足を重ねてみた。
思っていたより小さく、
自分の靴では縁を崩してしまう。
「ここからなら一人で行ける」
さっきの声が、
まだ耳元に残っていた。
渡しそびれた手袋をポケットに押し込み、
もう片方の足は新しい雪の上に置いた。
遠くで彼女が髪を押さえた。
見慣れた仕草だった。
呼べば届く距離かどうか、
確かめないまま立っていた。
雪がひとつ、
開きかけた口に触れて溶けた。
彼女は何度か足を止めたが、
振り返りはしなかった。
雪に沈んだ靴を抜くたび、
赤いコートの裾が風に持ち上がった。
私はその足跡に片足を重ねてみた。
思っていたより小さく、
自分の靴では縁を崩してしまう。
「ここからなら一人で行ける」
さっきの声が、
まだ耳元に残っていた。
渡しそびれた手袋をポケットに押し込み、
もう片方の足は新しい雪の上に置いた。
遠くで彼女が髪を押さえた。
見慣れた仕草だった。
呼べば届く距離かどうか、
確かめないまま立っていた。
雪がひとつ、
開きかけた口に触れて溶けた。
プロンプト
なし
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