放課後《キミといるミライ》
2026/6/28使用したAI GPT Image 2
年齢制限 全年齢
「……でさ、そのとき先生が真顔で言うんだよ。『そこは気合いで覚えろ』って」

女子が笑いながら言うと、男子は少し肩を揺らして笑った。

「気合いで覚えられたら、単語帳いらないじゃん」

「でしょ? だから私、思わず顔に出ちゃって」

「出てたんだ」

「たぶん。めっちゃ出てた」

川沿いの風が、彼女のリボンを小さく揺らした。
足元には、さっきコンビニで買ったお菓子と、まだ少し残ったペットボトル。表面についた水滴が、夏の光を小さく反射している。

部活帰りの生徒たちが、遠くの遊歩道を歩いていく。
自転車のベルの音が、橋の方からかすかに聞こえた。

「でもさ」

男子が、川面をちらっと見てから言う。

「今日、寄り道してよかったね」

女子は一瞬だけ黙って、それから少し照れたように笑った。

「うん。……なんか、普通の日なのにね」

「普通の日だから、いいんじゃない?」

その言葉に、彼女は少しだけ目を丸くしてから、ふふっと笑った。

「なにそれ。ちょっといいこと言った感じ?」

「いや、今のは忘れて」

「やだ。覚えとく」

男子は困ったように笑って、彼女はそれを見てまた楽しそうに笑った。

川の向こうの住宅街に、午後の光がゆっくり降りていく。
特別なことは何も起きていない。

ただ、隣に座って話しているだけ。

それなのに、二人にはその時間が、少しだけ宝物みたいに思えた。
プロンプト
なし
コメント

 
竜胆-Rindou-@AI_Art 竜胆-Rindou-@AI_Art 2025年2月より活動開始 322投稿164フォロー307フォロワー はじめまして(*´-ω-))ペコリ 竜胆(リンドウ)といいます。 まだまだ初心者の域を出ておりませんが、楽しんでイラストを生成しつつ、成長して行けたらと思います。どうぞよろしくお願いします«٩(*´ ꒳ `*)۶»