茶髪の娘「主女島に着いたねー。」
青髪の娘「ここがジェシカ先輩とアニー先輩が暮らしてるとこかぁ。本土から離れた孤島だけど思ったより田舎じゃないね。」

アニー「おーい！二人ともこっちこっちー！」

青髪の娘「アニー先輩！」
茶髪の娘「お久し振りです、先輩。」
アニー「テニスの全国大会優勝おめでとう！二人とも随分立派になったねぇ。」
青髪の娘「ありがとうございます！先輩も…何だか雰囲気変わりました？」
アニー「そうかな？まぁ、こっちで色々あるからね。」
？？「アニー先輩！」

紗季「私と言う可愛い後輩と私達の愛の結晶をほっぽって他の女と逢うとはどう言う事ですか？」
アニー「いやいや、今日は本土の中学の後輩が観光に来るって言ったよね？」

茶髪の娘「あの赤ちゃんアニー先輩の赤ちゃんなんですか？」
アニー「えっ！？い、いや！それは！その…っ！」

青髪の娘「大丈夫ですよ。主女島って女の子同士で赤ちゃん出来るって話は知ってますよ。」
アニー「そ、そうなの！？」
青髪の娘「そう言うのはちゃんと調べて来てますから。それにしても可愛い赤ちゃんですね。あ！私は田沢理子って言います。」
紗季「分かってますよ。態々本土から女の子二人組で来るって事は単なる観光だけじゃない事は。私達みたいに二人の子が欲しいんでしょ？」

アニー「理子ちゃん達も赤ちゃん産むの！？」
理子「ち、違いますよ！私達は本土の人間ですからまだ早いですっッ！！」

茶髪の娘「そうですよ。私達にはまだまだ早いですよ。ただ、そう言う事が出来る様になりたいからこの島に来たんですよ。…因みに私は北村陽子って言います。」
アニー「そ、そうなんだ。…そりゃあっちでは学生で赤ちゃんなんて無理な話だよね。」
紗季「本土の方は何年も待たないといけないのがメンドイですね。」
陽子「そこら辺は別世界ですね。この島は自治区扱いって聞くけど全然違う国みたい。」
理子「本当にね。…ところでアニー先輩に赤ちゃんが居るって事はジェシカ先輩も？」
アニー「うん。しかも双子だよ。はい、写真。」

理子「本当だ！えっ！？しかも角が生えてる！？」
紗季「義姉さんの妻の梓です。種族は鬼です。」
陽子「鬼なんだ！て言うか他種族なんて初めてみたよ！」
紗季「東京もまだ異種族が少ないんでしたね。この島なら他にも沢山居ますから、そう言うとこも楽しんでって下さい。」