加奈「…うん、…うん。そうだね、うふふ。」
流香(ジー…)

護「どったの？安野さんの事ジーっと見て。」
流香「あ、護。ちょっとあの娘に気になる事があって…」
護「そうなんだ。あのー、安野さん！」
流香「えっ？ちょ！」

加奈「久慈さん、どうしたの？」
護「流香がちょっと用があるみたいだけど後で時間取れる？」
加奈「霧島さんが？良いですけど、…じゃあ放課後に近くの公園で良いですか？」
護「うん、分かった。」
流香(護ったら人の話を聞かないで…。まぁどっちにしても話さないといけないことだし、結果オーライね。)

〜

護「それで安野さんに何の用なの？」
流香「実は少し前にね、主女島の理事長さんが暗殺者に襲われてたのよ。」
護「え！？そんな事件が！？」
流香「まぁ大した実力の無かったんだけどね。」

〜

真琴「クシュンッ！！」
燈佳「あら〜。風邪引いちゃった？お姉さんが温めてあげよっか？」
真琴「黙れ」

〜

流香「それで母さんが調べたんだけど、マフィアとかが子供に魔法の訓練を子供にやらせて危ない事させてる事件が増えてるのよ。それで安野さんから最近魔力を感じててね。しかも結構強い魔力。」
護「そうなんだ。あ、彼処に安野さんが居るけど、隣のお姉さん誰だろ？」

加奈「久慈さん、霧島さん。こっちです。本当は未来さんが来る前にと思ったけど、予定より早くこっちに来ちゃったんですが、大丈夫ですか？」
霧島(むっ！隣の人も高い魔力。何かありそうね)

未来「霧島？貴方もしかしてお母さん主女島学園の校長先生？」
流香「えっ？あ、はい！」
未来「やっぱりそうね！隣の娘は彼女さんかしら？」
流香「は、はい！そうですけど…」
未来「やっぱり！私は加奈ちゃんの恋人の未来って言うの。」
加奈「み、未来さん！？」
未来「大丈夫よ。この娘達には内緒にしなくても。ところで加奈ちゃんに用事って何かしら？」

〜

未来「そんな事があったのね。」
加奈「こ、怖いですね。」
護「物騒だけど無事で良かったよ。」

流香「それはそうと、疑ってごめんね安野さん。」
加奈「いや、そんな一大事なら仕方ないです。」
加奈「そう言えばいきなり魔力を宿した娘で気になる娘なら居ますよ。」
流香「えっ？」

〜

加奈「去年同じクラスの近所の娘なんですけど、最近は全然学校に来て無くて…。」