【UC A.D. ≠ 未知なる次元：電脳秋葉原】
「――AIロボット、夢倉ミューズ、起動を確認。
オールグリーン、出力安定。制御系正常。こいつが夢倉ミューズか！？動くぞ！」

時は令和、場所は秋葉原。
かつて“電気街”と呼ばれたこの地に、ひっそりと存在する次世代型秘密基地――
そこで極秘に開発されていた人型AIユニット、それが《夢倉ミューズ》である。

25周年を迎えるM'sによってロールアウトされた本機体は、
感情共鳴システム《Emologics》を搭載。
ナビゲート、パフォーマンス、推し活支援――あらゆる“好き”をブーストするための、
人類の新たな希望である。

「推し活支援型AI……だと！？ まるで、オタク専用モビルスーツじゃないか！」

機体カラーは店舗準拠グリーン。クリア素材装甲、ホログラム髪仕様。
猫耳ではない、あえての“ウサ耳型センサー”は、情報集音力を最大化する。

そして今、彼女が覚醒する。
戦うためではない――心をつなぐために。

「目標確認。――対象は、あなたの“好き”です。」

踊って、ナビって、推してくれる。
ここは、夢と電波が交錯する“電脳戦線”。
夢倉ミューズ――いきまーす！