ニ虎「どうだった、東京観光は？」
ユリエ「ありがとうございます。とても素晴らしい一日でしたわ。地球の文明と言うのは一言では表せない感動がありました。」

鬼奈「主女島にも色々あったけど、本土は規模が違うわね。」
才「私は主女島の事知らないですから、そっちの方を見てみたいですね。」
ニ虎「田舎って感じに思われてるけど」
？？？「だから何で駄目なんだよ！？」
ニ虎「えっ！？何！？」
才「あれは、校長先生と一年の藤森さん？」

冴香「ちゃんと勉強の方も、魔法の方も成績クリアしたし、主女島の短期留学条件を満たしてるだろ静先生！？」
静「そうは言いますが、貴方は島の娘に対して不穏な目的があるじゃないですか…」
冴香「何が不穏だ！子供の世話しないでのうのうと過ごしてるヤツに文句の一つ二つ言いに行くくらい良いだろうが！」

日葵「まぁまぉ先輩落ち着いて。」
冴香「うるさい！落ち着いてられるか！」

才「どうしたんですか？」
静「あら才さん？それがね、この娘がどうしても主女島に行きたいって言うんだけど、細かい事情は省くけど理由あって別れた娘に会いたいって言ってるのよ。」
才「それくらいなら問題無いと思いますが…。」
静「あっちの娘にはもう新しい恋人が居るし、そんな状態でこんな剣幕で詰め寄られたらねぇ？」
日葵「冴香先輩には私が居ますしね。」
冴香「誰がアンタを恋人って認めたよ！？」

鬼奈「まぁまぁ、そうトゲトゲしてたら進む話も進みませんよ？」
冴香「うぉ！角が二つ！？」
鬼奈「貴方も新しい女性と暮らしているのにどうしてかつての女性に会いたがってるのですか？」
冴香「だから日葵は別に恋人じゃ…」

日葵「この娘が会いたがってるんですよ。」
冴香「こら！日葵！」
日葵「こう言うのは素直に言った方が良いですって。蘭子ちゃんが前のお母さんに会いたいから先輩がママとして主女島の短期留学出来る様に頑張ってたんですよ〜。」
冴香「馬鹿///！それは内緒にしろって言っただろ///！」

静「いいえ、これは内緒にすべきじゃありません！貴方とあの娘の関係は分かってますが、ちゃんと理由を言ってくれないと蘭子ちゃんの願いが叶えられ無いんですから。」
冴香「うっ…」
静「事情は分かったから近くに主女島に渡航出来る様にしとくから、蘭子ちゃんにまで迷惑掛けない様にするんですよ？」
冴香「…はい、すいませんでした。」