好華「そ、そうか。今日はお前のところの部活も休みなんだな。」
由衣「うん、そうだよ。それで今日は街の方に買い物に行かない？」
好華「そ、そうだな。そうしてみるか。」

亜唯「ふふっ。随分あの二人も仲良しになったでしょ？」
巡「…最初の方に比べれば、ちゃんと話せてますが、やっぱり好華はまだまだ硬いですね。」

巡「彼処で睨みを効かせてる方も居ますし。」
亜唯「二人共心配症だね〜。」
巡「二人？あぁ、幽霊の娘ですか。」

亜唯「あれ？萌様が二人に近付いてる。何だろ？」
巡「こちらの芳華さんと廻さんも一緒ですね。」

由衣「異世界に私の同一存在ですか？」
萌「そうじゃ。そこの好華にも聞きたいが、白金百合と言う娘は由衣の同一存在と見て良いかの？」
好華「…だろうね。正直瓜二つなくらい似てるしね。」

好華「しかし、アイツが並行世界の、しかも異世界で妾やってるとか、いい気味だね。」
芳華「何だい、随分酷い事言うね？」
好華「どうせボクが造った次元転送装置を勝手に使ったんだろ！使い方も分からない癖に勝手に奪って勝手に誰も知らない国に飛ばされたところで自業自得さ！」

廻「勝手に奪うって、そんな事やられてたの？」
好華「白金はそう言う奴さ！ボク達の一族の力が無けりゃ何も出来無い癖に偉そうで我儘でどうしょうもない奴だよ！」
芳華「じゃあこっちの銀は？」
好華「ふん！比べるのも馬鹿馬鹿しい！おしとやかで気配りの出来る優しいこっちの銀一族とは段違いだよ！！」

由衣「わ、私達の事、そう言う風に思ってくれてたんだね///」
好華「えっ？…あっ！い、いや今のはボク達の世界との比較なだけでっ！」

塁「あんたも少しはこの娘達の良さが分かったのね」
好華「類家の…じゃなかった春奈塁！？」
塁「こぉら！年上にはちゃんとお姉さんって呼びなさい！」

芳華「何だかんだアイツも銀の娘達を気に入ってたんだね。これならこっちでもやって行けるんじゃない？」
巡「そうですね。多分心配無さそうで何よりです。」