アンジュ「はぁ…はぁ…」
ハピス「お疲れ様でした。つい最近魔力に芽生えたと思えない程の腕前ですね。」

七海「あーん、アンジュさん負けちゃったぁ…。」
透「でも凄いよマジで。オレだってハピス先輩に勝つのは簡単じゃないし。それでも渡り合えたのはスゲェよ。」

アンジュ「あの体格差で勝てるんだ…。」
恋「魔力が備わると体格差なんて、無いとは言えないけど、あまり大きな差にならないのよ。剣を持たない私でもハピスとは五分五分だからね。貴方はまだまだ魔力の練度が足りないわ。」
アンジュ「うへぇ…。」

タニト「でも島の人じゃないのにハピスにここまでやり合えるなんて、やっぱりこの世界の人達は凄いね！」
悠「そう言えば貴方に聞きたい事があるんだけど良いかしら？」
タニト「なーに？」

愛「この空手部と剣道部掛け持ちしてる娘が居たんだけどね、異世界の娘なんだけど、その娘が一ヶ月前にエジプトに旅行行ってから行方不明になっちゃったのよ。」
タニト「そうなんだ。どんな娘？」
愛「ジャイアントビーのモンスター娘よ。貴方達がこの世界に来たのも一ヶ月前だから、入れ違いで出会ってたりしないかと思ったのよ。」
タニト「かなり特徴的な娘なんだね。でも流石に見てないなぁ。」
愛「あら、そうなの。」

ハピス「そう言えばですが、この世界に渡る時に通った異空間で人影らしきものとすれ違いましたね。」
タニト「そうなの！？」
ハピス「あの時は気の所為かと思いましたが、先程の話を伺う限り…」
悠「あの娘の可能性があるわね。並行世界に独りって心配になるわね…」

タニト「もしそうなら、ティティ姉ちゃんなら助けてくれるよ！」
恋「ティティ？貴方もう一人姉が居るの？」
タニト「従姉妹の姉ちゃんだよ！」
悠「王族の庇護下に入れたら安心かもしれないけど、そう上手く行くかしら？」

〜

ティティ「こら！褥！いきなり胸を揉むのを止めなさい！ふしだらですよ！」
褥「いやいや、これも姫様の魔力増強の為でもあるんですよ。そんな疚しい気持ちじゃありませんってぇ〜w」
ティティ「表情で分かります！せめて時と場所を考えて下さい！」