歌姫「やっと着いたー！結構長旅だったね！」
印伽「だねぇ。それにしてもオーケニアと比べてあんま異世界って感じしないね。日本の田舎にありそうな風景。」

可奈子「まぁこの隠れ里は昔から主女島と交流があったからね。私は矢島可奈子。主女島から派遣された技師よ。」
ディアナ「私はディアナって言います。馬の獣人です。オーケニアの人間ですが、可奈子さんに私の作った義肢を見てもらう為此方にお世話になってます。」
歌姫「義肢って紫庵が付けてる物と同じ物かしら？」
可奈子「あら？貴方達紫庵の友達？そう言えば今東京の分校に居るんだったね。」
印伽「ところで義肢を着けてる娘って…！？えっ！？もしかしてあの娘！？」

ハディージャ「でとチャン！アーソボ！」
デト「…毎日飽きないね。」
ハディージャ「同イ年ノ娘ドウシ仲良クシヨ！」
デト「…私八百歳くらいだけど。」
ハディージャ「今日ハ何シテ遊ブ！？」
デト「…話聞いて。」
印伽「片腕どころ両腕両脚義肢なんだ！」
歌姫「凄いわねぇ！」

ハディージャ「ア！コンニチハ！地球カラ来タオ姉サン達デスネ！？私はでぃーじゃ言イマス！！」
歌姫「こんにちは。私は歌姫、あの娘は印伽って言うの。それにしても両手両足義肢なのに元気ね。」
ハディージャ「大変ダッタケド、でぃあなガ作ッテクレタ！ダカラ元気！」
歌姫「ディアナちゃんと仲が良いのね。」
印伽「ところで何で水着着てるの？」
ハディージャ「コレ、✕✕ノ時便利デス！濡レテモ大丈夫ダカラ脱ガナクテモ✕✕出来ル便利！」

印伽「えっ！？その為にあの娘に着せてるの？」
ディアナ「い、いやいや！！別に私が着せてる訳じゃないですよ！？そ、そりゃ嬉しくはありますが…」

可奈子「そっか〜。デトちゃんも私の為にそんな恥ずかしい格好してくれてたんだね？」
デト「いや、龍族は大体これが普段着…」
可奈子「後で沢山可愛がってあげる♡」

印伽「何を盛ってんだか…」
歌姫「…こっち居る間私も着てあげよっか？」
印伽「えっ！？」
歌姫「そっちの方が嬉しいでしょ？」
印伽「えっ、いや、その……まぁ、そりゃぁ…」

可奈子「あっそうそう、貴方達紫庵と友達なのよね？」
歌姫「はい、そうですけど。」
可奈子「じゃあさ、東京帰ったら伝えといて。たまには腕のメンテナンスしにこっちに来いってね。」