冬子(あら？あれは紫庵と………羽が生えてる娘？もしかして天使！？…何かしら？)

ガブリエラ「…何なんですの一体？」
紫庵「いやー、何で天使様がこの『人間の摂理を捻じ曲げた穢らわしい島』に居るのか気になっちゃってねぇ〜。」
ガブリエラ「…何が言いたいんですの？」
紫庵「言葉通りの意味ですが〜？」
ガブリエラ「何処がです？その棘のある様な喋り方。何か言いたい事があるならはっきり言えば良いんじゃないですか！？」
紫庵「物分かり悪い娘だねぇ〜。じゃあこの際はっきり言うけどさぁ！」
冬子「ちょっと二人と」
玲緒奈「何してんの二人共？」



ガブリエラ「キャッ！？」
玲緒奈「ガブちゃん。こんなところでぼーっとしてないで。早く行かないと部活に遅れちゃうよ。」
ガブリエラ「別にぼーっとしてた訳じゃありません！この人がいきなり突っ掛かって来たんですの！」
紫庵「…」
玲緒奈「まぁまぁそう言う話は置いといて、折角本校と分校の交流かま進んでるんだしさ、水に流してくれない？」
ガブリエラ「分かりました！分かりましたから胸を揉まないで下さい！！」
玲緒奈「分かればヨシ！私もすぐに行くから準備運動済ませといてね。」

紫庵「…何でですか？」
玲緒奈「ん？」
紫庵「そいつら、天使ですよ？島にのさばらせて良いんですか？」
玲緒奈「まぁまぁ、ここに何事も無く天使が居るって事は大丈夫って事だよ。」
紫庵「！…そんな訳ッ！！」
玲緒奈「言いたい事は分かるよ。でもね、そんな怖い顔してるとそこのお姉さんまで怖がっちゃうよ。」
紫庵「？…！！………冬子さん…」



玲緒奈「不安にさせちゃってすいませんね。本土の方には分からない事だらけでしょうから。」
冬子「えぇ、…何と言えば良いのやら。」
玲緒奈「一言では言い足りない話何ですが、兎に角、紫庵。ここは私の顔に免じて抑えてくれない？」
紫庵「…分かりました。」
玲緒奈「それは良かった。じゃ、私も部活行ってくるから詳しい話は後程！」



紫庵「…」
冬子「紫庵…」
紫庵「…」
冬子「貴方、あの娘に、と言うあの娘達と何があったの」
紫庵「………」
冬子「…分かったわ。話したくない事なら無理に聞かないわ。…取り敢えず今日はもう休みましょう？」
紫庵「…ｺｸﾘ」
冬子(この島と天使…一体どんな関係が？)



ちょっと一触即発な重い雰囲気なお話です。文字数足りぬorz